頭蓋内圧亢進症

概説

  • 英名・略語:increased intracranial pressure, ICP
  • 頭蓋内圧亢進症とは、頭蓋内組織と頭蓋骨との間に生じる圧のことであり、脳圧とほぼ同義である。すなわち、頭蓋内組織に対して圧迫がかかっている状態を指す。脳圧が15mmHg以上に上がると脳障害が始まり、25mmHg以上になると重篤になると考えられている。
  • 頭部を形成する骨である頭蓋は脳、脳脊髄液、血管を含む臓器を四方からほぼ隙間なく囲んでいるため、脳脊髄液量の増加などで頭蓋内圧が上昇した場合、そのほかの臓器である脳や血管を圧迫し、障害を起こしてしまう。最悪の場合、頭蓋内から脳が押し出される脳ヘルニアといわれる状態となり、命にかかわってくる。
  • そのため脳圧亢進状態の動物には積極的に脳圧を下げる薬剤の投与が行われる。代表的なものにグリセリン、マンニトール、フロセミドなどがある。
  • また、脳圧亢進による神経症状を緩和する目的でジアゼパムフェノバルビタールなどの薬剤も使用されることが多い。
  • 原因として、脳浮腫、グリオーマ、水頭症、頭蓋内クモ膜嚢胞、血腫、腫瘍の転移、髄膜腫などがある。

関連薬


関連用語



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  • 最終更新:2011-09-19 10:03:41

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