膵外分泌不全(犬)
概説
- 英名・略語:insufficiency of exocrine pancreas, EPI
- 膵臓は、タンパク質や脂質を消化する酵素を小腸に排泄している。膵外分泌不全は、それらの酵素の欠乏によって、消化不良、下痢、嘔吐などの症状を示す疾患である。犬における膵外分泌不全は、膵腺房細胞萎縮による外分泌の欠除が原因であり、ジャーマンシェパード、コリー、ウェルシュコーギーなどが好発犬種としてあげられている。
治療
- 慢性小腸性下痢を生じるため、消化酵素の食事への補充、整腸剤の投与、低脂肪食などが治療の中心となる。
- また、症状が重度の場合には、積極的な輸液療法なども行う必要がある。
関連薬
- 止瀉薬・整腸薬
- パンクレアチン
- 輸液製剤
分類
関連用語
- 膵臓
- 膵炎
※注意事項
- この記録はは専門書・学会・臨床経験を参考に作られた資料です。
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- 最終更新:2011-09-16 11:44:10