脂漏性皮膚炎

概説

  • 英名・略語:seborrheic dermatitis
  • 別名:マラセチア性皮膚炎、マラセチア皮膚炎、マラセチア感染症
  • 皮膚炎を起こすものの中でとくに皮脂腺の発達している部位もしくは、皮脂の過剰分泌を起こしている部位に相当する部分における炎症反応を脂漏性皮膚炎と呼ぶ。
  • 比較的犬に多く、脇、股などの皮膚と皮膚が擦れる部分や、顔のしわ、パットの間などに発生がみられる。
  • 病変部位と一致してマラセチアを認めることが多いため、マラセチア皮膚炎と呼ばれることもある。

原因・要因

  • はっきりとした原因は未だわかっていない。
  • 皮脂の過剰分泌が生じている部分に発生し、マラセチアが分離されることが多いため、マラセチアの関与が疑われている。
  • しかし、マラセチアが必ず分離されるわけではないため、生体側の要因も同時に発生していると考えられる。

治療

  • マラセチアの有無にかかわらず、抗真菌療法が良好な経過をもたらす傾向にあるため、抗真菌薬、抗真菌成分の入った外用薬シャンプーなどが使用される。
  • また、二次的な細菌感染を予防するため、抗菌薬が投与されることもある。
  • 炎症反応が重度である場合は、抗炎症療法としてステロイド薬が投与されることもある。

関連薬


分類


関連用語


関連文献

  • 犬のマラセチア性皮膚炎における2つのシャンプーの比較(ランダム化比較試験)
    Comparison of two shampoos for the treatment of canine Malassezia dermatitis: a randomised controlled trial., J Small Anim Pract. November 2011;52(11):566-72., L Maynard; C A Reme; S Viaud


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  • 最終更新:2012-01-23 17:34:05

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