疥癬

概説

  • 英名・略語:Scabies
  • 疥癬とは、ヒゼンダニ科、キョウセンヒゼンダニ科、トリアシヒゼンダニ科に属するヒゼンダニが寄生することによって発症する皮膚疾患である。ヒトの皮膚にも寄生するため、人獣共通感染症としても重要である。
  • 特に、イヌセンコウヒゼンダニおよびネコショウコウヒゼンダニが関与していることが多い。
  • 著しい痒みが特徴的であり、皮膚病変は多岐にわたる。

原因・要因

  • イヌセンコウヒゼンダニ
  • ネコショウコウヒゼンダニ
  • その他、ヒゼンダニ科、キョウセンヒゼンダニ科、トリアシヒゼンダニ科
  • 都会でもタヌキや野良猫が感染しているため、それらの動物との接触や、通り道の散歩などで感染する。

統計

  • 性別、年齢を問わずすべての動物に感染する

病態

  • 初期病変は紅斑やわずかな脱毛、落屑、痒みが見られる程度である。
  • 重症例では角質増殖がみられ、著しい痒みを伴う。
  • 動物の免疫状態や併発疾患によっては、症状がさらに重篤化する。

臨床検査

  • 毛検査
  • 皮膚スクラッチ検査
  • 皮膚組織検査

診断

  • 皮膚スクラッチ検査にてダニを検出することで診断できるが、検出率が25%程度と高くないため、臨床症状から診断的治療を行うこともある。

治療

  • 治療は疥癬の駆虫および痒みの軽減、二次感染の予防などにわかれる

<疥癬の駆虫>

<痒みの軽減>

<二次感染の予防>

予後

  • 疥癬の駆虫ができ、二次感染をコントロールすることができれば、予後は良好。

合併症


関連薬


予防

  • 疥癬に感染している可能性のある動物(野良猫、狸など)に近寄らない。
  • 治療後は、散歩コースを変更する

カテゴリー


関連用語


関連文献(参考文献



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  • 最終更新:2011-10-17 20:47:21

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