犬伝染性気管気管支炎

概説

  • 英名・略語:canine infectious tracheobronchitis; kennel cough
  • いわゆる犬の「かぜ」で、ケンネルコフとも呼ばれる呼吸器感染症。発咳、鼻汁、発熱を主徴とし、数日から一週間ほどで回復する。集団飼育下で急速に拡大する傾向があり、子犬は感受性が強いため、時に重篤化することがある。回復しても数週間から数カ月ほど咳が残ることがある。

病原

  • 犬アデノウイルス2型(アデノウイルス科)
  • 犬パラインフルエンザウイルス(パラミクソウイルス科)
  • Bordetella bronchiseptica
  • 通常、上記1種、あるいは複数種が発病に関与していると考えられる。

分布・疫学

  • 世界中に分布が見られる。
  • 特に密集飼育されている環境で発生しやすく、一般家庭では比較的感染の機会は少ないと考えられている。

症状

  • 病原1種類の単独感染では発咳、鼻汁、発熱などの比較的軽度な症状が認められる。
  • 複数の病原が混合感染し、さらに個体の免疫状態が悪い場合、食欲減退、元気消失などの全身症状を伴い、ときに肺炎を併発することもある。

治療・予防法

  • 治療は対症療法と、Bordetella bronchisepticaに対する抗菌薬投与が中心となる。
  • 予防は混合ワクチンによって行われるのが一般的である。

関連薬


関連用語



※注意事項
  • この記録はは専門書・学会・臨床経験を参考に作られた資料です。
  • 可能な限り、最新情報、文献に基づいた資料作りをしていく予定ですが、実際の使用方法については各々の責任において判断してください。
  • 獣医師ひとりひとり、考え方、技量は異なり、すべての臨床の場での適応を推奨するものでは絶対にありません
  • 動物医療の場では、薬剤は犬用、猫用もまれにありますが、殆どが人用の薬剤の応用です。ここに記載されている効能、効果、用法、用量、使用禁止期間など一部、すべては日本では承認されていない情報であることをあらかじめ、ご了承ください
  • 獣医師・オーナーさんがこの記録を参考にされることはかまいませんが、成果の責任は各自の自己責任にてお願い致します
  • 現在治療されている動物病院での処方内容についての疑問点は、各動物病院に詳細をおたずね下さい
  • また、このページからの薬の販売、郵送は出来ませんので、ご了承下さい。
  • 記載内容の間違い等ございましたら、ご意見・ご要望ページからお願いします。
 ※2009年より順次更新中です。ページによってはまだ空白のものもあますが、今後徐々に改定していく予定です。


  • 最終更新:2011-09-12 10:17:54

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード