抗フィラリア薬
概説
- フィラリアの成虫または幼虫を駆虫するための薬。
- 獣医療領域で使用されるフィラリア薬は大きく分けて、フィラリア成虫駆虫薬とフィラリア幼虫駆虫薬に分類される。
- 現在では蚊の発生時期に合わせてフィラリア幼虫駆虫薬を定期的に投薬することでフィラリアをほぼ100%予防できるようになっている。そのため、大都市圏などフィラリア予防が普及している地域ではほとんど感染が見られない。
各種薬剤成分
- フィラリア幼虫駆虫薬(フィラリア予防薬)
蚊によって感染したフィラリア幼虫を駆虫するための薬。フィラリア予防薬として広く一般的に処方されており、月1回の投与によってフィラリア成虫による心臓寄生を予防することができる。地域によって蚊の発生状況に応じた投薬期間が決定されている。
- フィラリア成虫駆虫薬
成分名 | 薬品名 |
---|---|
メラルソミン | イミトサイド |
カテゴリー
- 感染に対して使用する薬
- 抗菌薬
- 抗真菌薬
- 駆虫薬
- 抗フィラリア薬
- 抗ウイルス作用のある薬
関連用語
※注意事項
- この記録はは専門書・学会・臨床経験を参考に作られた資料です。
- 可能な限り、最新情報、文献に基づいた資料作りをしていく予定ですが、実際の使用方法については各々の責任において判断してください。
- 獣医師ひとりひとり、考え方、技量は異なり、すべての臨床の場での適応を推奨するものでは絶対にありません。
- 動物医療の場では、薬剤は犬用、猫用もまれにありますが、殆どが人用の薬剤の応用です。ここに記載されている効能、効果、用法、用量、使用禁止期間など一部、すべては日本では承認されていない情報であることをあらかじめ、ご了承ください。
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- 現在治療されている動物病院での処方内容についての疑問点は、各動物病院に詳細をおたずね下さい。
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※2009年より順次更新中です。ページによってはまだ空白のものもあますが、今後徐々に改定していく予定です。
- 最終更新:2012-02-12 18:04:46