半減期

概説

  • 別名:T1/2
  • 薬物が体内に取り込まれてから最高血中濃度の半分の濃度になるまでの時間を半減期という。
  • 獣医薬理学における半減期とは生体内に取り込まれた薬物がどれだけの時間作用するか、またどれだけの時間生体内に残留するかを把握するための指標の一つである。
  • 生体内に取り込まれた薬物動態を把握する方法の一つに血中濃度の測定がある。生体内に取り込まれた薬物の経時的血中濃度を測定することで、その薬物が生体内でどれだけ残留しているかを測定するものであるが、生体内から完全に薬物が消失することを証明することは技術的に難しい。そのため、血中濃度が最高血中濃度の50%になるまでの時間をもって半減期とし、生体内から薬物がなくなるまでの時間をある程度想定する手法がとられている。
  • 半減期は各々の薬物によってそれぞれ異なる上、生体側の要因(動物種品種肝疾患腎疾患など)によっても変化するため、様々な条件における半減期の測定が行われ、臨床応用されている。

関連用語


文献(参考文献



※注意事項
  • この記録はは専門書・学会・臨床経験を参考に作られた資料です。
  • 可能な限り、最新情報、文献に基づいた資料作りをしていく予定ですが、実際の使用方法については各々の責任において判断してください。
  • 獣医師ひとりひとり、考え方、技量は異なり、すべての臨床の場での適応を推奨するものでは絶対にありません
  • 動物医療の場では、薬剤は犬用、猫用もまれにありますが、殆どが人用の薬剤の応用です。ここに記載されている効能、効果、用法、用量、使用禁止期間など一部、すべては日本では承認されていない情報であることをあらかじめ、ご了承ください
  • 獣医師・オーナーさんがこの記録を参考にされることはかまいませんが、成果の責任は各自の自己責任にてお願い致します
  • 現在治療されている動物病院での処方内容についての疑問点は、各動物病院に詳細をおたずね下さい
  • また、このページからの薬の販売、郵送は出来ませんので、ご了承下さい。
  • 記載内容の間違い等ございましたら、ご意見・ご要望ページからお願いします。
 ※2009年より順次更新中です。ページによってはまだ空白のものもあますが、今後徐々に改定していく予定です。


  • 最終更新:2012-02-23 19:41:02

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード