半減期
概説
- 別名:T1/2
- 薬物が体内に取り込まれてから最高血中濃度の半分の濃度になるまでの時間を半減期という。
- 獣医薬理学における半減期とは生体内に取り込まれた薬物がどれだけの時間作用するか、またどれだけの時間生体内に残留するかを把握するための指標の一つである。
- 生体内に取り込まれた薬物動態を把握する方法の一つに血中濃度の測定がある。生体内に取り込まれた薬物の経時的血中濃度を測定することで、その薬物が生体内でどれだけ残留しているかを測定するものであるが、生体内から完全に薬物が消失することを証明することは技術的に難しい。そのため、血中濃度が最高血中濃度の50%になるまでの時間をもって半減期とし、生体内から薬物がなくなるまでの時間をある程度想定する手法がとられている。
- 半減期は各々の薬物によってそれぞれ異なる上、生体側の要因(動物種、品種、肝疾患、腎疾患など)によっても変化するため、様々な条件における半減期の測定が行われ、臨床応用されている。
関連用語
文献(参考文献)
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- 最終更新:2012-02-23 19:41:02