リンパ腫の病理学的分類

概説

  • リンパ腫は病理組織学的にいくつかの分類法が提唱されている。今のところ、分類と臨床像や治療が完全にリンクする分類がないため、いくつかの分類に対する治療の反応性などが議論されている。
  • 2011年現在、新Kiel分類が妥当な分類として採用され、臨床データの蓄積が行われている。

分類

<Rye分類>
  • 1966年に提唱された分類であり、大まかな分類であるため、現在は使われていない。

<Kiel分類>
  • 1975年に提唱された分類。
  • リンパ腫をT細胞由来またはB細胞由来に分類し、それぞれをリンパ球の形態と組み合わせて分類を行ったもの。現在では新Kiel分類が主に利用される。

<NCl Working Formulation>
  • 1982年にNational Cancer Instituteにより、過去の様々な分類を統合して予後との関連性をまとめた分類。

<新Kiel分類>
  • 1988年にKiel分類を改良した形で提唱された。
  • リンパ腫をT細胞由来とB細胞由来、High gradeとLow gradeに分類し、細分する方法。
  • おおまかにわけて、B-cell Low grade、B-cell High grade、T-cell Low grade、T-cell High gradeに分類される。

<REAL分類>
  • 1994年に新Kiel分類をさらに発展させた形で提唱された分類。
  • 新Kiel分類よりもさらに細分化された分類になっている。しかし、分類が細かすぎるため、臨床的には現実的な分類とはなっていない。

<WHO分類>
  • REAL分類に基づいて提唱されている。
  • 起源となる細胞や、組織学的形態、遺伝子解析などに基づき、細かく分類されている。
  • 分類が細かすぎることと、動物では技術的、費用的に診断不可能な分類が多いため、現実的な分類とはいえない。

関連用語


文献(参考文献



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  • 最終更新:2011-10-16 16:10:44

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