ホスフェストロール
成分概要・作用機序
- 英名:Diethylstilbestrol; DES
- 別名:ジエチルスチルベストロール
- 合成エストロゲン製剤であり、雌犬のホルモン反応性尿失禁や、雄犬の前立腺肥大の治療などに用いられる。
- 副作用として骨髄抑制が見られることがあるため、血液検査によって定期的にモニターする必要性がある。
- 2011年現在、国内での入手は困難な状態が続いている。
カテゴリー
主に使用される疾病
- 尿失禁(ホルモン反応性尿失禁)
- 前立腺肥大
主な薬品名
薬品名 | 剤型 | 成分量 |
---|---|---|
ホンバン | 錠剤 | 100mg/錠 |
注射 | 250mg/5ml |
投与量・投与目的
- ホルモン反応性尿失禁
- 犬:0.2-1mg/head/SID 症状を見ながら減量
副作用
- 骨髄抑制
- 悪液質
- 膵臓障害
- 肝臓障害
- 心臓障害
- 子宮内膜過形成
- 子宮蓄膿症
薬物相互作用
主な注意事項
- 猫には使用しない
- 妊娠動物への投与は禁忌
関連文献(参考文献)
関連用語
※注意事項
- この記録はは専門書・学会・臨床経験を参考に作られた資料です。
- 可能な限り、最新情報、文献に基づいた資料作りをしていく予定ですが、実際の使用方法については各々の責任において判断してください。
- 獣医師ひとりひとり、考え方、技量は異なり、すべての臨床の場での適応を推奨するものでは絶対にありません。
- 動物医療の場では、薬剤は犬用、猫用もまれにありますが、殆どが人用の薬剤の応用です。ここに記載されている効能、効果、用法、用量、使用禁止期間など一部、すべては日本では承認されていない情報であることをあらかじめ、ご了承ください。
- 獣医師・オーナーさんがこの記録を参考にされることはかまいませんが、成果の責任は各自の自己責任にてお願い致します。
- 現在治療されている動物病院での処方内容についての疑問点は、各動物病院に詳細をおたずね下さい。
- また、このページからの薬の販売、郵送は出来ませんので、ご了承下さい。
- 記載内容の間違い等ございましたら、ご意見・ご要望ページからお願いします。
※2009年より順次更新中です。ページによってはまだ空白のものもあますが、今後徐々に改定していく予定です。
- 最終更新:2011-10-10 17:58:34