ビンブラスチン

概要・作用機序

  • 英名:vinblastine, VBL
  • 植物アルカロイドに分類される抗腫瘍薬(抗がん剤)。微小管構成を阻害することで分裂期(M期)にある細胞の細胞分裂を阻害する。

分類


主に使用される疾病


主な薬品名・成分量

  • エクザール注:10mg/v

投与量・投与目的

  • 主に使用される用量
    • 犬:2.0-3.0mg/m2 (i.v.)(ゆっくり)
    • 猫:1.5-2.0mg/m2 (i.v.)(ゆっくり)

副作用

  • 骨髄抑制(中等度)
  • 神経毒性(稀)
  • 便秘
  • 麻痺性イレウス
  • 嘔吐
  • 脱毛

薬物相互作用


主な注意事項

  • 血管外漏出すると、脱毛や壊死を起こす。
  • 胆汁排泄のため、総ビリルビン値などに注意する。
  • 総ビリルビン値が1.5mg/dl以上の動物では投薬量を50%減量。
  • 脳脊髄関門は通過しない。

関連文献(参考文献

  • 犬におけるビンブラスチンおよびリン酸トセラニブの併用における安全性の評価
    Safety evaluation of combination vinblastine and toceranib phosphate (Palladia) in dogs: a phase I dose-finding study, Veterinary and Comparative Oncology Article first published online: 31 JAN 2011, C. Robat, C. London, L. Bunting, L. McCartan, N. Stingle, K. Selting, I. Kurzman, D. M. Vail
  • 犬の肥満細胞腫治療におけるビンブラスチンの効果
    Efficacy of Vinblastine for Treatment of Canine Mast Cell Tumors, J Vet Intern Med 2008;22:, K.M. Rassnick, D. B. Bailey, A. B. Flory, C. E. Balkman, M. A. Kiselow, J. L. Intile, and K. Autio
  • ビンブラスチンによって治療を行った肥満細胞腫の犬におけるビンブラスチン投与量の段階的増量
    Dose-escalating vinblastine for the treatment of canine mast cell tumour, Vet Comp Oncol. June 2008;6(2):111-119. 17 Refs, K. R. Vickery, H. Wilson, D. M. Vail, D. H. Thamm
  • 犬の肥満細胞腫におけるビンブラスチンシクロフォスファミド、およびプレドニゾロンによる治療(35症例)
    Treatment of canine mast cell tumours with vinblastine, cyclophosphamide and prednisone: 35 cases (1997-2004), Vet Comp Oncol. September 2007;5(3):156-167. 41 Refs, M. A. Camps-Palau, N. F. Leibman, R. Elmslie, S. E. Lana, S. Plaza, J. A. McKnight, R. Risbon, P. J. Bergman
  • 犬の肥満細胞腫61症例に対するプレドニゾロン/ビンブラスチンによる化学療法の結果および予後因子
    Outcome and prognostic factors following adjuvant prednisone/vinblastine chemotherapy for high-risk canine mast cell tumour: 61 cases. Thamm DH, Turek MM, Vail DM. J Vet Med Sci. 2006 Jun;68(6):581-7.

関連用語



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  • 最終更新:2011-09-19 18:06:20

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