ゾニサミド

成分概要・作用機序

  • 英名:zonisamide
  • 抗てんかん薬に分類され、てんかん発作などに処方される。
  • 旧来より抗てんかん薬としてはフェノバルビタールが多く用いられてきたが、肝臓への副作用がみられるため、慎重に投与する必要があった。しかし、ゾニサミドには重大な副作用は特に認められないため、近年使用されることが多くなってきている。
  • フェノバルビタールにくらべ、やや価格が高いため、第一選択薬としてフェノバルビタール、第二選択薬としてゾニサミドが用いられることもある。
  • ゾニサミドの作用機序は未だ解明されておらず、またフェノバルビタールに比べ臨床データが少ないことが欠点と考えられる。しかし、フェノバルビタールでコントロールできない難治性てんかんに対しての効果がみられる。

カテゴリー


主に使用される疾病


主な薬品名

薬品名 剤型 成分量
エクセグラン 錠剤 100mg/錠
散剤 200mg/g
エクセミド 錠剤 100mg/錠
散剤 200mg/g
エピレス 錠剤
(フレーバー)
10mg/錠
20mg/錠
コンセーブ 錠剤 25mg/錠
100mg/錠

投与量・投与目的

  • てんかん
    • 犬:3-10mg/kg/BID (p.o.)(半減期:約15時間)
    • 猫:5mg/kg/SID-BID (p.o.)(半減期:約33時間)

副作用

  • 完全には解明されていない
  • 鎮静
  • 運動失調
  • 食欲不振
  • 催奇形性(犬)
  • 肝障害

薬物相互作用


主な注意事項

  • フェノバルビタールから切り替える際には初期の投薬量を多めに設定する必要がある。

関連文献(参考文献

  • 特発性てんかんの治療に対しゾニサミド単独療法を行った犬における薬剤誘発性肝障害
    Possible drug-induced hepatopathy in a dog receiving zonisamide monotherapy for treatment of cryptogenic epilepsy., J Vet Med Sci. November 2011;73(11):1505-8., Malte Schwartz; Karen R Munana; Natasha J Olby
  • 犬におけるゾニサミドの薬物動態およびフェノバルビタールとの薬物相互作用
    Pharmacokinetics of zonisamide and drug interaction with phenobarbital in dogs, J Vet Pharmacol Ther. June 2008;31(3):259-64., K Orito, M Saito, K Fukunaga, E Matsuo, S Takikawa, M Muto, K Mishima, N Egashira, M Fujiwara
  • 難治性特発性てんかんに対するゾニサミド療法(前向き研究)
    Prospective study of zonisamide therapy for refractory idiopathic epilepsy in dogs, J Small Anim Pract. March 2007;48(3):134-8., T von Klopmann, B Rambeck, A Tipold
  • 犬の難治性特発性てんかんにおけるゾニサミド療法
    Zonisamide therapy for refractory idiopathic epilepsy in dogs., J Am Anim Hosp Assoc 40[4]:285-91 2004 Jul-Aug, Dewey CW, Guiliano R, Boothe DM, Berg JM, Kortz GD, Joseph RJ, Budsberg SC

関連用語



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  • 最終更新:2015-03-08 21:48:16

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