シプロヘプタジン

概要・作用機序

  • 英名:cyproheptadine
  • 別名:塩酸シプロヘプタジン
  • ピペラジン系の抗ヒスタミン薬。犬、猫の皮膚疾患に使用されることは少なく、猫やウサギの食欲増進効果を目的として使用されることが多い。
  • 猫喘息や副腎皮質機能亢進症の治療に用いられることもあるが、奏功率は低いとされている。

カテゴリー


主に使用される疾病

  • 食欲不振
  • 毛球症(ウサギ)

主な薬品名・成分量

薬品名 剤型・成分量
ペリアクチン 錠剤・4mg/錠
シロップ・0.4mg/ml

投与量・投与目的

  • 食欲増進
    • 猫:0.1-0.5mg/kg, BID
    • ウサギ:0.3mg/kg, BID

副作用

  • 沈静
  • 口の乾燥

薬物相互作用

  • 中枢神経抑制効果のある薬剤の作用を増強させる可能性がある。

主な注意事項


関連文献


関連用語



※注意事項
  • この記録はは専門書・学会・臨床経験を参考に作られた資料です。
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  • 動物医療の場では、薬剤は犬用、猫用もまれにありますが、殆どが人用の薬剤の応用です。ここに記載されている効能、効果、用法、用量、使用禁止期間など一部、すべては日本では承認されていない情報であることをあらかじめ、ご了承ください
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  • 最終更新:2011-09-15 20:55:52

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