アンギオテンシン変換酵素

概説

  • 英名:angiotensin-converting enzyme; ACE
  • 別名:キニナーゼⅡ
  • レニン-アンギオテンシン-ルドステロン系を促進し、カリクレイン-キニン-プロスタグランジン系に対し抑制的に働く酵素。アンギオテンシン変換酵素と呼ばれる際はレニン-アンギオテンシン-アルドステロン系における作用を、キニナーゼⅡと呼ばれる際にはカリクレイン-キニン-プロスタグランジン系における作用を説明するときに用いられる。
  • アンギオテンシン変換酵素はこれらの系列に働きかけることにより、最終的に血圧を上昇させる作用を持つ。

  • レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系における作用
    • アンギオテンシンⅠからアンギオテンシンⅡへと変換する酵素であり、このアンギオテンシンⅡが血圧上昇、血管収縮、心筋細胞肥大などの様々な薬理作用を示す物質である。
    • アンギオテンシンⅡは慢性心疾患を悪化させる要因であると考えられており、この血中濃度増加を防ぐ目的でACEIがあり、作用を抑制する目的でアンギオテンシン受容体拮抗薬がある。どちらも慢性心疾患や慢性腎疾患などに対し、獣医療でも広く用いられている。

  • カリクレイン-キニン-プロスタグランジン系における作用
    • カリクレインによって生成されたブラジキニンを不活性化させることで、カリクレイン-キニン-プロスタグランジン系に対して抑制的な作用を示す。
    • ブラジキニンやブラジキニンによって生成されるPGE2は血圧を低下させる作用(降圧作用)があるため、これらの作用を抑制されることで血圧が上昇し、心負担が上昇すると考えられる。

関連用語



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  • 最終更新:2011-10-13 12:10:27

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