膵外分泌
概説
- 英名:exocrine pancreas
- 膵臓は外分泌と内分泌の二つの機能を併せ持つ臓器である。膵外分泌とは、そのなかの外分泌の機能のこと。
- 膵腺房細胞から膵管を通って、十二指腸へ主に消化酵素を排泄する器官であり、十二指腸から小腸にかけての消化に大きく関わっている。
- 膵管の構造に動物差があり、犬は主膵管と副膵管に別れ、総胆管とは別の開口部位を持っているのに対し、猫は主に主膵管のみをもち、総胆管と合流してから十二指腸に開口する。そのため、猫は膵炎や胆管炎を発症するとその管を介してそれぞれの組織に炎症が波及することがある3臓器炎)。
- 分泌される蛋白は、トリプシノーゲン、キモトリプシノーゲン、プロエラスターゼ、プロカルボキシペプチダーゼ、重炭酸、プロコリパーゼ、内因子などであり、多くは十二指腸に排泄後、十二指腸内にある酵素によって分解され、活性化し、作用する。
関連用語
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- 最終更新:2011-09-16 11:42:25