カプトプリル

成分概要・作用機序

  • 英名:captopril
  • ACEIに分類され、心疾患、腎疾患などに処方される。ACEIの中では最も古くからあり、現在はあまり広く使用されていない。
  • また、アラセプリルの代謝産物でもある。

カテゴリー


主に使用される疾病


主な薬品名

薬品名 剤型 成分量
カプトリル 錠剤 12.5mg/錠
25mg/錠
カプセル 18.75m/c
細粒 50mg/g
アポプリール 錠剤 12.5mg/錠
25mg/錠
細粒 50mg/g
カトナプロン 錠剤 12.5mg/錠
25mg/錠
カトプロン 錠剤 12.5mg/錠
25mg/錠
カプシール 錠剤 12.5mg/錠
25mg/錠
ダウプリル 錠剤 12.5mg/錠
25mg/錠

投与量・投与目的

  • 慢性心疾患
    • 犬:0.5-2mg/kg/TID (p.o.)
    • 猫:0.55-1.54mg/kg/q8-12h (p.o.)

副作用


薬物相互作用

  • 制酸薬と一緒に投与すると本剤の吸収が低下する可能性がある。
  • ジゴキシンと併用するとジゴキシンの血中濃度を増加させる可能性がある。
  • 利尿薬と併用すると、低血圧になる可能性がある。
  • 非ステロイド系消炎鎮痛薬と併用することでカプトプリルの効果が減弱する可能性がある。
  • カリウム製剤と併用することで高カリウム血症になる可能性がある。
  • 他の血管拡張薬と併用することで低血圧になる可能性がある。

主な注意事項


関連文献(参考文献


関連用語



※注意事項
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  • 最終更新:2011-11-26 16:59:59

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